あまかけるの巣

今はうんちでも化石になるから。

タイの思い出話Ⅰ「入国審査」

 昨年、2015年の8月に行った初ひとり海外旅行先の「タイ」での思い出話をぽろぽろこぼしていくシリーズです。思い出した頃にやります。

 

 ちょうど去年の今頃ですね、6月にがくがくぶるぶるしながらクレジットで渡航費6万円を支払い終え、わくわくしてました。

 飛行機を予約するのに、ひとつ問題がありました。予約すること自体は「Skyscanner」という格安航空券を一発で検索してくれるサービスのおかげでスムーズだったのですが(このサイトは本当に便利! おすすめです)、お支払いで問題が。予約したい飛行機の会社は「Thai AirAsia X」。あの日本のLCC AirAsiaのタイ版です。でもこいつがくせ者で、まあ当たり前っちゃあ当たり前なのですが、入力する情報すべてを英語にしなくちゃいけない。日本語を入力すると即エラー。住所も何もかも英語です。

 そこで問題です。自分の支払いに使うクレジットカード会社の会社名まで英語にしなくてはならないのです。これは困った、日本名は知ってるけど英語表記はさすがに…。日本語の社名をローマ字表記、英語表記に想像でやってみてもダメ。

 でも実は、クレジットカード自体に書いてあるんですね。裏面の一番上。社名から会社の住所まで。少なくとも私の持っているクレジットカードには書いてあります。これが海外サイトでの決済のときは必須になります。豆知識。

 

 さて、とりあえず支払いを終え、朝4時に家を出る。東京駅から成田空港まで1000円の高速バスで移動。すいっと飛行機に乗りました。

 で、驚いたのが、失礼ですが…CAさんの眉毛! みなさん女性ばかりだったのですが、日本ではいわゆる「ゲジマユ」に分類されると思われる太い眉毛! みなさんNARUTOロック・リーに負けず劣らずの根気の入った眉毛! とりあえずびっくりしました。現地に到着した後も、空港のスタッフさんもほとんど眉毛を太くされていて、おそらくタイの人たちは太い眉毛の女性が「清楚」なイメージなのかなあと思いました。

 

 さて、ドンムアン空港に到着、もはや意味の分からない文字(当時は覚える気すらしませんでした)しか並ばない中、英語が読めることを心の底から誇りに思いました。ARRIVE、TOILET、おお! 分かるぞ! 分かるぞーッ!! はいッ! 先生それ分かるッ!! それ分かるって先生ッ!!

 

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ドンムアン空港の標識。Emergency Exit(非常口)のアイコンがなびいててなんか面白い。

 

 

 空港で両替を済ませて(誤算、明らかに誤算。現地のATMでやった方がレートめちゃくちゃ良かった)、いざ入国審査! パスポート見せて、機内で書いた入国審査用紙みたいなの見せて…「?????」? はい? 何ですか?

 

私「What?」

保安官「Hotel」

私「Hotel!?」

 

 そう、私は入国審査用紙の中の「ホテル」の欄を空白で提出しようとしたのです。それもそのはず、その日は現地でホテル探せばいいやあと思って来ているのですから。困った困った。どうしていいか分からずあたふたあたふた。

 

私「I... I don't decide my hotel today」

保安官「はあ?」

私「So... I can't write this...」

保安官「はあ?(話にならんなコイツ…)」

 

 奥に控えていたガードマンっぽい人に、ホントにマンガみたいに両脇抱えられて別室に移動させられました。あれは本気でびびったなあ。何にも言葉出ないし。で、空港警察の部屋みたいなところに連れて行かれて、「どうしようもないやつが来たなあ」みたいな苦笑いを浮かべた警察官に、パスポート取られて「どうする?」みたいな目で見られました。

 少し冷静になった私は、インターネットを使わせてくれたら現地の仲間に連絡できるから、と伝えて起動のめちゃくちゃ遅いパソコンを借りました。現地にタイに在住している日本人の友だちがいて、その人にGmailFacebookで連絡を取ろうと思ったのです。そのとき、Facebookはパスワードを忘れていたので、Gmailでメールを送ることに。ところが、タイのキーボードでは日本語が打てない!!! さらにその友だちのメアドが連絡帳にない!!! Gmailを最近マジメに使っていなかったことを悔やみ、苦渋の果てに今回の旅行にまったく関係のない友だちにローマ字で「Tasukete...」と送る羽目に。

 

以下全文です(残ってた笑)

 

件名:[PRIORITY] Sikyu Tanomu

Totuzen gomen, Thai ni imasu.
Tahi no keyboard nanode nihongo utenai.
【現地の友だち】 ni renraku totte kurenai?
【現地の友だち】 ni ima sunderu jusho wo oshiete to kiite kure.
Sore ga nai to Thai ni nyukoku dekinai.
Maji de gomen Tanomu.

 

 当然メールはすぐには返ってこず、慌てふためいた挙げ句、奇跡的な思いつきでホテル予約サイトに繋ぎ適当なホテルの住所を書いてなんとか許してもらえました。

 ふうっと胸を下ろし、振り返ると奥のパソコンに私の顔がドアップで映っている!! どうやらパスポートが合成されたものでないか、背景と私の顔の境目をミクロサイズまで拡大してチェックしていたようです。何も問題なく、さすが日本のパスポートと思いながら解放されました…。

 

 もうこの時点でおなかいっぱいでしたが、それでも私は前を向いてしっかりとタイの街に足を進み入れたのでした…。

 

つづく(かもね)。