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あまかけるの巣

今はうんちでも化石になるから。

※100%自分のための備忘録です。この記事は特に。

 

 「何かをはじめようとするとき、何からはじめていますか。」

 夢を持たないための呪文のようなものです。

 新しい挑戦をしようとするとき、ついついこれまで属していた環境をすべて無視したり、成し遂げた先にあるものの皮算用を始めてしまいがちです。

 でも、「挑戦するぞ!」と粋がるエネルギーがあるのなら、今の環境で、全く変わらない今の環境でできることをはじめた方がいいんですよね。

 完全同意していますので、石黒浩さんの意見を引用させていただきます。

 私の好きな(片思い)方のひとりです。

 

 

 

 「オレは絶対NYに行って成功してやるんだ!」と豪語する野心家。最近はあまり見かけなくなりましたが、亜種・ワナビーは未だに大量発生していますね。

 

 いきなり自分の環境をガラリと変えて、新しい環境に飛び込もうとすること。さまざまなきれいな物語にされて、消費情報として大量頒布されていますが、そのきれいな物語の汚い部分を2つ書きます。

 

 まず、それまでの自分の環境から突如ドロンする失礼さ、無謀さ。自分を育ててくれた環境、環境で広すぎるならば人でもいいでしょう。全員に自分の気持ちを説明する必要はないけれど、少なくとも絶対に説明して応援してもらうべき人、環境はいる/あるはずです。

 例えば日本に生まれてどっぷり日本の文化に浸かっていた日本人が、とある国の民族音楽を歌っても、それはとある国の民族音楽ではなく、「日本人の歌う」とある国の民族音楽です。これは事実で、ここには何の思想もありません。

 あなたが子どもで、母親がいたとします。8つのとき母親が突如失踪してしまい、別人の母親がやってきたとします。子どもはその母親を母親と認めるのに、多かれ少なかれ時間を要するはずです。「いや、母親の愛情さえあればそんなことはない!」と言い切れることは絶対にないでしょう。

 自分を突然変化させることはできません。明日から自分は上野のパンダの息子です! とはなりません。過去、今、未来は地続きであって、「自分は変われた」と思い込んでいたとしても、いつか過去の自分はちらちら見えてきます。

 

 もうひとつは、「なめんなよ」という話です。例えばあなたがプロのカメラマンだったとして、ある日あなたの勤めている事務所に、突然若者がやってきてこう言います。「オレをカメラマンにしてください!」アポ無しで飛び込んでくるとは何とも無礼な話ですが、その熱意に感動したとしてそれを許したとしましょう。「で、君はどんな写真や動画を撮っているのか、見せてくれないか」「いえ! まだ写真や動画は撮っていません! カメラ触ったこともありません! だから一からご指導ご鞭撻いただきたいのです! お願いします!」

 おそらく「カメラマンなめんなよ」と思うと思います。少なくともあなたは学校に通ったり自分で勉強したりして写真や動画の撮り方を学び、たくさんの実戦経験を積んでプロのカメラマンになっているのに、そのノウハウを一から教えろと言われたら。

 何事も順番というものがあります。その順番をこなすスピード、やり方はひとそれぞれで、工夫のしがいもあるでしょう。それでも、いきなり順番をすっ飛ばしてぽーんと自分が変わるなんてことはありません。

 

 やりたいことがあるというのは幸せな話です。やりたいことが分からないという人がほとんどなのだから。だからこそ、やりたいことをできることからやり始めればいいんです。ずっと同じことをやっていても成長がないのは確かですが、それはその同じことをやってからの話です。

 

 「何からはじめていますか。」

 

 

 

 

▼とりあえずはじめろよ

 

"ラクダのラッパ" 森山直太朗

"NOW" Charisma.com

"四月になれば" 森山直太朗

"やってるか [ska remix]" 竹原ピストル

"Sad Machine" Porter Robinson