両腕の付け根(脇じゃない方)がかゆい。たぶん皮向けるなあ。Tシャツの袖に隠れてる部分が日焼け。何かがおかしい街、Hồ Chí Minh。
4日目の今日は、夜6時まで1日フリー。絶好のカフェ日和です。朝から晩まで、たーんとカフェを堪能させていただきました。
朝起きてすぐにCông Viên Tao Đànの鳥カフェへ。7:30から9:45(暑くなった)まで、何をするわけでもなくただ座って眺めていました。以下、今日の気づきメモ。
※訳は機械翻訳なので信用しないでください
・鳥かごの下についている三角のやつは、はじめは蓮の葉から仏教を連想させましたが、ただの持ち手でした。
・朝はおじさまか年配のご夫婦が多かった。9:15から家族連れが3割。9:40、初めてパソコンを持った学生が二人組でやってくる。
・鳥を眺めている人はほぼおじさまだった。青空映画館さながらだった。
・カフェに限らず、どこのお店のウエイターさんも注文丸暗記できるみたい。
→昨日の吉川先生のお話からすると、暗記型教育のおかげ、影響かもしれないと推測。
・新聞買いました。
「tuối tré(少年)」です。気になるのはこの題字の下の文章「cố quan của đoàn tncs hồ chí minh tp.hcm」。Google翻訳では「ホーチミン少年連盟を忘れよう」。どういうことだ…? でかでかと見出しになっている「tiếp tục thay đổi」は「変わり続けよう」。「【2017年、入試に革命起こる】MOETは来年以降行われる高校入試と国立大学、短期大学の入試の変更草案を提出した。これには大きな変更も含まれている。」その下の写真は幼稚園児の写真のようで、幼稚園の秋学期が始まったことがニュースになるみたいです。驚き!
ちなみに左上にある「Giá」という単語の意味がよく分かりませんが、3.7Kドンと書かれています。支払ったのは5Kドンです。あのばあちゃん、なめよったな。
・Mao são bò 25Kドン、めちゃくちゃおいしかったです。味付けが好み。さらに魚醤がおいしい。明日起きられたらまた食べに行く。かも。
・電話に出るときは「ハロ」と言う。「もしもし」みたいなのが発生しなかったんだろう。
・カワウソ(っぽいの)が電線を走るのを見た。そういえば昨日も木から下りるカワウソ(っぽいの)見た。
・子どもを連れてチケットを売っている方がいる。その子がどうやら人見知りのようで、お客さんの目の前に来てもまだ躊躇している。かわいいなあと思っていたら、足に鉄のギブスをつけていた。足をケガしているようだ。さらにチケットのように思えたのはくじのようだった。番号が書いてあるから。
・この公園に生えている木は葉を上の方につけるものが多い。植物の生い茂っている熱帯林だからだろうか(たくさん植物がありすぎて、一部の植物は日照を求めて上の方に葉をつけるようになる)。そのためこのカフェはだいたいの部分が日陰になっている。しかし葉が落ちやすいため、屋根は必要なようだ。
・その屋根というのが、全部Cà phê Trung Nguyênのものだった。
・その屋根にも、昨日Trung Nguyen店舗で見つけた福沢諭吉の著書があしらわれている。どうやらこの本とコーヒーの組み合わせで宣伝されることが多いようだ。何のつながりがあるのだろう…?
・この公園に生えている木、好き。公園の入り口に剪定されてある街路樹が並んでいるけれど、比較してみてみると自由に育ったんだろうなと思えるこちらの木の方が好き。日本の木剪定しすぎだな。
・「日本はきれいな国だ」と言われるけれど、それって本当に「褒めて」るのかな。
・いろんなものを持ってる売り子さんからとりあえず買ってみた。基本的に調査中はぼんやりしていることが多いので、物欲が溜まるみたい。ZIPPOライター(オイルなし) 100Kドンを50Kドンまで下げていただいた。ホントはもっと下げられたかも。
・1杯目はCà phê sữa đà、2杯目はCà phê đa(ブラック)。ブラックの方が4Kドン高かった。なぜ?
・日本語ってタメ語と敬語とあるように、言語がウチ・ヨソに分かれてる。たまに英語で話す人が羨ましくなるのは、いくら相手が偉い人でも「よ!」と言える言語だから(確かに度はあるけど)。ベトナム語もそんなのない。敬語美しいけれど、それでも羨ましいな。
9:45までいたのに、私の隣のご夫婦は私が来てからずーっといらっしゃいました。祝日最終日、ゆっくりひとときをお過ごしください。
さて、暑くなってきたので帰ろうと思ったのですが、遠くから軽快な琴の音と重低な音が聞こえてきたので、行ってみることに。見ると、いわゆる「演歌ショー」のようなステージがありました。ノリノリで4曲聴きました。このとき初めて演歌の楽しみに気づきました。
それぞれ1曲ずつ違う歌手の方が出てきて、それぞれ演技をしながら(例えば夫婦の話、例えば女親子の話)歌を歌う。シュールだなあと思いながら見てました。最後の子は松田聖子に似てた。
そして一度帰宅し、ブログを書き、体を冷やしてカフェ2軒目へ。次の目的地のベトナム料理レストラン「Hương Lài(フーンライ)」の近くで、個人経営のカフェを探しました。見つけたのは「Thức Coffee」。看板の立派さから見て判断できれば良かったのですが、チェーン店でした。
9回目 Thức Coffee
場所: 37 Lý Tự Trọng, Bến Nghé, HCM/VN
Cà phê đà: 25Kドン
味: マイルドな舌触り。すっと喉似染みこんでいく。口にうすく味を残していく。今までの中では最も飲みやすいCà phê đá。
お店の特徴:
・テーブルではなく、そのままレジに行き注文する。バイクで通りがけに寄りやすいようにするためかな。
・パソコンを開いて作業している人半分、仲間とざわざわ騒ぐより作業に集中するためのお店、という雰囲気。一人の人も3人/8人いた。
ここに行って分かったことは、屋内カフェってあんまり面白くないなあということ。やっぱり、みんながガヤガヤしているCông Viên Tao Đànの鳥カフェのような屋外カフェが自分は好きなんだと気づきました。他にある屋外カフェを探す旅に出ます…。
そして、この調査、誰かと話したい欲がふんだんに溜まる修行のようになってきました。誰も言葉は通じないし(少なくとも会話はできないし)、周りの人はみんなガヤガヤ話しているし、しかも自分も自分の作業に集中するわけでもなくその人たちを眺め続ける…。仲間に入りたい! 少し鬱々とした表情で、17時ごろ店を出ました。
Hương Làiの方向にLý Tự Trọng通りを進むと、大きな大きなビルがありました。ショッピングモール、アパート、オフィスが一体型になったビル。ここの広場のベンチが空いていたので、そこでしばし休憩。空を見上げてみたり、ビルの屋上に家っぽいのを見つけてみたり。
Hương Lài。腹ペコオトコの腹をわしづかみ。特にホテルの管理人さんと交流がまったくできない私には、家庭料理は響く響く。延々と余韻が続く続く。確かにどこのレストランよりもスタッフの方の配慮を感じました。
目を惹いたのは、僭越ながらオーナー白井さんの「できた」骨格。スッ、スッ、パッ。背筋の伸びた忍者のような立ち姿、振る舞い。さすがだなあと思います。
とにかくこの調査、修行です。長く座るからか頭働かなくなるし。まだ1日フリーが2日残ってるので、そこはホントに積むぞ、修行。
P. S.